ネットワークオーディオにおいて、曲順がアルバム通りに並ばなかったり表示される画像がぼやけたりするのはコントロールアプリが原因ではない。
これを言い続けるのにもそろそろ厭きてきた。
音源の情報にせよ、アルバムアートにせよ、そもそも付加された情報が狂っているなら狂ったまま表示され、そもそも無いものは表示されない。コントロールアプリにせよ、再生ソフトにせよ、基本的に音源に仕込まれた情報をそのまま表示しているだけ。これはネットワークオーディオだけに限らず、「デジタルファイル音源を扱うあらゆるオーディオの形態」に共通する。
繰り返す。コントロールアプリが原因ではない。
では、実際にそのような状況に出くわしてしまったらどうすればいいのか。
まずはこの二点を確認する。
音源のタグは完璧か。
アルバムアートはきちんと高品位な画像を仕込んでいるか。
そのうえで、Twonky Serverを使っていないか。
Twonky Serverで、FLACで作ったライブラリをフォルダ掘りしていないか。
Twonky Serverで、ファイル名の頭に「01.02.03…」というトラック番号を入れないままWAVを使っていないか。
Twonky Serverに、使っているアプリが「低解像度仕様」だと判断されていないか。
トンキー病は他のサーバーソフトでも起こり得る。
アプリの表示能力にもそれなりに差はあるが、サーバーソフト程ではない。
広く使われている一方で、Twonky Serverには罠も多い。
今使っているNASの中身のサーバーソフトは何?
ちなみに、別にTwonky Serverに限らず、例えばナビゲーションツリーの「アーティスト/アルバム」ではなく「アーティスト」から曲を見れば、選んだアーティストのすべての曲がアルファベット順に並ぶ。
そりゃそうだ、そもそもソートに「アルバム」の要素を使っていないのだから、曲順も何もありはしない。あくまで「○○というアルバムの中の曲」として見なければ、トラックナンバーは意味を成さない。
というわけで、アーティストの全曲をシャッフル再生するといった場合でなければ、きちんと「アーティスト/アルバム」を使おう。
Twonky Serverなら「ジャンル/アーティスト/アルバム」なんかも使える。
Twonky Serverで高解像度のアルバムアートを配信する方法
最低でもこれくらいは把握しておかなければ、とてもじゃないがコントロールアプリの評価なんて出来やしない。