Amazonが音楽のハイレゾストリーミングサービスを開始する。
原稿執筆時点で正式なローンチ日程は不明だが、あるアグリゲーターからの情報によると「今夏開始予定」とあるので、まもなく始まるであろう。
(中略)
配信フォーマットは、下記に対応する予定。
・16bit/44.1KHz(ロスレス)
・24bit/44.1KHz~192KHz(ハイレゾ)
・32bit/44.1KHz~192KHz(ハイレゾ)
!?
mora qualitasのスタートを一日千秋の思いで待ち侘びているまさにこのタイミングで!!??
この手の大手サービスでハイレゾ・ロスレスストリーミングをやるとしたらAppleかなあ、なんて漠然と考えていたら、まさかのAmazon。よもやの伏兵すぎて仰天している。しかもすぐ始まりそう。
もっとも、これはmora qualitasについても言えることだが、この手のサービスは単にデスクトップアプリやスマホアプリを用意すればいいというわけではない。
「音質」が大きな訴求項目になる以上、各種ネットワークプレーヤー/再生ソフトへの機能統合やRoonとの連携も必須になる。
こんにちTIDALやQobuzがロスレスストリーミングサービスで存在感を放っている理由は、「始めるのが早かった」というのはもちろん、前述の環境整備が完了しているということも大きい。私が使っているMarantz NR1608がそうであるように、昨今のネットワーク機能を搭載するオーディオ機器はAmazon Musicに対応しているものも多い。とはいえ、従来よりも一歩進んだ取り組みがAmazonに求められることになるだろう。
なんにせよ、凄い時代になった。本当に良い時代になった。
いちオーディオファンとして、いち音楽ファンとして、自分自身の音楽ライブラリをこれからも大切にしながら、ロスレス音楽ストリーミングサービスを楽しんでいきたい。
【追記】
一応、今年の春の時点で「Amazonがハイレゾ音楽ストリーミングサービスを計画している」的なニュースはあった。
AMAZON IS READYING A HI-DEF MUSIC STREAMING SERVICE
が、この手のニュースは所詮憶測や噂の領域を出るものではない……と思っていたら、今回のニュースである。
ちなみにリンク先の記事によれば、Amazon Music HDはMQAを採用しない方針のようだが……?
【追記おわり】