理想のコントロールアプリとは何か。
私にとって、それは以下の要素を完璧に満足するアプリである。
☆タイムラグゼロのレスポンス
☆ひっかかりの一切ないスクロール
☆音源のブラウズ時、すべてのアルバムアートを一瞬で表示
〇高度に洗練されたプレイリスト周りの挙動
〇アルバムアートの拡大表示(最大解像度で)
〇サーバー/ライブラリの再検索
・ランダム再生
・リピート再生(一曲/全曲)
・ミュート
・音量調整(可能であれば)
・検索ウィンドウ
・再生中の音源の情報表示
・入力切替(機器による)
・アップサンプリング等の機能へのアクセス(機器による)
・電源のオンオフ
・各種ボタンやフォントの大きさを柔軟に調整可能
こんなところだろうか。
上三つの☆を付けたものについては、今後スマホやタブレットといった機器のスペックが向上することでいずれ実現されるだろう。
その意味で、現時点で既に限りなく理想に近いコントロールアプリは存在している。
この二つが、現在私の知る限り、私の理想に最も近いアプリである。
しかし、残念ながらこれらは汎用アプリではない。
ChorusDS(ChorusDS HD)はLINN DS専用だし、LUMIN Appも一般的なUPnP機器には対応しない。
UPnP準拠の汎用アプリとしては、SongBook LiteまたはKinskyをおすすめする。特にKinskyは無料であり、android版もある。
ネットワークオーディオにおいて、『コントロール』は再生機器から独立している。
独立しているがゆえに、別にメーカー純正のコントロールアプリを使う必要などない。
自分の気に入ったアプリを、自分の好きなように使えばいいのである。
すべてのメーカーが切磋琢磨し、よりよいコントロールアプリが生み出され、さらに磨かれていく日が来ることを願ってやまない。