fidata、SoundgenicがアップデートでDirettaやウォークマン®新商品対応など多数の新機能を追加!
この場合のDiretta対応とは、fidata/Soundgenicから「Direttaに対応するLAN DACへの音声出力が可能になった」ことを意味する。PC以外のオーディオ機器としては、業界初の快挙である。
いやはや随分と待った。
というわけで胸を躍らせてさっそくアップデート。
同時に導入したSFORZATO DSP-Doradoとfidata HFAS1-XS20の組み合わせが、そのままDirettaによるLAN DACという仕組みでさらなる飛躍を遂げるというのは、まったくもって想定外の喜びである。
実際、
canarino Fils(+JRiver Media Center)―Diretta→DSP-Dorado
よりも、
HFAS1-XS20(の再生機能)―Diretta→DSP-Dorado
の方が、トータルでは明らかに優れた音が出ている。
この上下関係が今後もずっと継続するかどうかは予断を許さないにしても、あらためて「オーディオ機器として作られた」HFAS1-XS20の実力が示されたことは確かだ。Diretta/LAN DACにたまげてから、canarino Filsにも結構注力したのだが、あっという間にひっくり返されてしまった(昨年末の時点で既に)。
そしてこの接続はHFAS1-XS20を「プレーヤー」として使っている状態なので、諸々のユーザビリティはDSP-Doradoを「プレーヤー」として使う場合を軽々と上回る。RoonやTIDALを使う場合は、今までどおりcanarino FilsからDirettaで出力すれば済む。
DSP-DoradoもHFAS1-XS20も、Diretta/LAN DACの登場により一時は我が家のシステムにおける立ち位置が揺らぎもした。とはいえ今になって、以前とは互いに担う役割が異なるにせよ、再び両機の組み合わせが我が家の最高音質を実現することになった。
fidataだけでなくSoundgenicもDiretta(出力)に対応したことにより、「PCレスでLAN DACのシステムを作る」ことのハードルは一気に低くなったといえる。
あとはDirettaに対応するLAN DAC(あるいはLAN DDC)がどれだけ増えるか、なのだが、SFORZATO製品かオリオスペックの「Diretta Target PC」しか対応機器がない、という状況は変わらず。ラックスマンのおせちも一向に食べられないし、はたして。