【ネットワークオーディオTips】コントロールアプリの検証 2014 『Linn Kazoo』
Kazoo Server。LINNお手製のサーバーソフト。
今まではサードパーティ製に依存してきたサーバーソフトを自社開発することでさらなるユーザビリティの向上を果たす、というのが目的のようだ。これでLINNはサーバー・プレーヤー・コントロールというネットワークオーディオの三要素をすべて内製でまかなえるようになる。
コントロールアプリのKazooとあわせて、Kazoo Serverも例によってメディアでは色々と絶賛されているので、気にならないはずがない。Kazooは正直イマイチだったが、ひょっとしたらKazoo Serverとの組み合わせで真価を発揮するということかもしれない。
ものは試しだ。試してみないことにはわからない。
というわけで、早速Kazoo Serverをインストール。
対応しているのはWindowsとMacとQNAP……なのだが、QNAPの対象機種がIntel x86 versionsをきている。現状ではTS-119はもちろん、TS-120もHS-210にもインストールできない。当面は手持ちのPCにインストールしかなさそうだ。
インストールすると、イデオンゲージLINNロゴが現れてKazoo Serverの常駐を知らせる。
Kazoo Serverの諸設定はLINN DSの管理ソフトであるKonfigに統合されている。
右上の歯車ボタンからIPアドレスの確認やサーバー名の変更が可能。
「Library」
「My Locations」がいわゆる音源フォルダの場所なので「ADD」で指定・追加してやる。
すると音源のスキャンが始まるのだが、かなり時間がかかる。1万曲弱のスキャンにおよそ20分必要だった。気長に待とう。
なお、スキャン後に新しく音源が追加された際の挙動は不明。それを示す情報はない。
「iTunes」
その名の通りiTunesでこしらえているライブラリをKazoo Serverを通じて配信できるようにする。お好みで。
「Media Apps」
謎機能。
要はラジオ局の追加のようなものなのだと思うが、肝心のLinn Kazooからは見えない。別記事にて。
今回はとりあえずインストールと設定編ということで。
実際の運用はまた次回検証する。