以前の大規模更新の際の記事:
Linn KazooがiPhoneでもandroidでも使えるようになったよ+α
マメなアップデートは妥協無き取り組みの証。
というわけで、今回はデザイン的に目に見える改善があったの紹介。
なお、この変化は現状ではiOS版のKazooにのみ適用されている。
まず、ネットワーク内のサーバーが一挙に表示されるようになり(My Musicのアイコン)、サーバーの複数同時運用がしやすくなった。
以前は選択したサーバーが一つだけ表示される仕様で、サーバーを切り替える際は深い階層まで潜っていく必要があった。こんな風に。
今回の更新でネットワーク内のサーバーは基本的に全部表示されるようになり、「Settings」→「Media Servers」から使わないサーバーを除外するという形になった。
続いて、プレイリストの表示領域が大きくなった。
Kazooのように、ブラウズ領域とプレイリストが一画面に同居しないデザインの場合は大きさのバランスを考慮する必要がないので、でかく表示されるならそっちの方が使いやすい。ついでにプレイリストから曲をスワイプで削除できるようになった。
また、以前はアルバムやアーティストなど、ブラウズ時に画面右側にソートのための文字列が表示されている場合はそちらが優先され、スワイプでのプレイリスト表示はできなかったのだが、いつの間にか出来るようになっていた。(もしかしてバージョン4.9.57の時点でやろうと思えばできていたのだろうか?)
そしてスワイプ動作への反応自体も良くなっているようだ。
最後に一応、これまたいつの間にか追加されていたが紹介していなかった機能。
アルバムもしくは曲の追加メニューから「i」を選択すると、音源の各種情報が表示される。JRiver Media Center/JRemoteにも同種の機能がある。人によっては嬉しい機能なのだろう。
せっかくandroid版も出たのにiOS版との格差がますます広がっていく気がしないでもないが、継続して的確な改善がされている状況は素直に喜ばしい。
オーディオだの高音質だの何だのかんだの言ったって、結局は音楽を聴いてナンボなんだから、「快適に音楽を聴ける」という美点と、それを実現するための努力はもっともっと評価されるべきである。
Kazooを擁するOpenHome勢は幸いだ。