Roon、最新版「1.3」をリリース。アップサンプリングやEQなど大幅な機能追加 - Phile-web
というわけで続き。
とりあえず、設定画面・ゾーン選択画面ともにデザインが少々変わっている。
・マルチチャンネル音源の再生に対応
・各種DSP機能の搭載
ライブラリ機能は極めて充実している一方、純粋な再生ソフトとしては機能不足が言われていたRoonにとって、コレが1.3の最大の目玉かもしれない。
DSP機能はアウトプットごとに「DSP Engine」から設定する。
個々の機能は以下の通り。
Procedural EQとConvolutionは初期状態では隠れている。
そしてお待ちかねの、
初期設定は「For Compatibility Only」。つまり「使っているデバイスで再生できるように変換する」のみで、今までと同じ。
そのほか、一律PCMの最大値まで/DSD変換、もしくは「Custom」(個別設定)が選べる。
「Custom」では、PCMは44.1kHz~384kHz、DSDはDSD256まで選択できる。
デバイスが対応すれば、PCM 44.1kHzの音源をDSD256に変換して聴くことも、その逆も可能。
なお、DSPで何らかのプラスの変換(PCMのアップサンプリングやDSD変換など)をかけると、Roonのシグナルパスのステータスが「Enhanced」になり、どこかで見たような専用のマークが点灯する。
ここで気になるのはサンプルレート変換時のCPUの使用率。
無変換で再生した場合の使用率は極小。ただ、Roon 1.2に比べてだいぶメモリの使用量が増えているような……
DSD256変換では一気にCPUの使用率が上昇する。
Core i7-6700Tを積んだcanarino Filsでコレなので、機器のスペックによっては相当厳しいことになるのではないだろうか。
純粋な再生ソフトとしても、Roonの機能拡張は続いている。