canarino Fils ― デジタル・ファイル再生の原器
ついにデジタル・ファイル再生の原器を手に入れたぞ
かつて「ソフト編」の記事で書いたソフトのうち、実際に導入したのは、
・「ミュージックサーバー」とするために
JRiver Media Center(以下JRiver)
Roon Server
・「単体サーバー」とするために
Twonky Server
Asset UPnP
MinimServer
・「単体ネットワークオーディオプレーヤー」とするために
JPLAY/JPLAYStreamer
BubbleUPnP Serverと組み合わせたJRiver
この七種類とした。
脱落したものもある。
CPU負荷が大きい、ソフトの初期設定を済ませておけば電源を付けるだけで問題なく機能する、何かしら新たに設定作業をしようと思えばどのみちマウスとキーボードが要る、等の理由で遠隔操作用のSplashtop2はやめにした。
JPLAYStreamer用のトランスコードを行うサーバーソフトとしては、Asset UPnPよりもMinimServerの方が動きが良く、安定しているようだ。
Kazoo Serverは別にいいかなって……
JPLAYはDAC Link:700Hz/PC Buffer:0.01secだとDSD256の再生が安定しないために大事を取って170Hzとした。JPLAYの設定を詰めるためだけにcanarino Filsを導入したわけではないし、安定して再生できることが第一である。
JPLAYのCPU使用率は非常に小さいもののメモリの使用量はそれなりに大きく、ULTRAstream/XtreamSize:1000だと常に300MB程度は使っている。
Roon Serverはアルバム約1600枚でCPUは5~6%、メモリは300MB程度を常に使っている。
私のcanarino FilsのCPUはCore i7-6700Tなので、確かにアルバムが2万枚ともなるとi7とディスクリートのグラボが必要になりそうだ。
Roonの動作は前回お借りしたCore i5/8GB RAM仕様でもまったく問題がなかったが、Core i7/16GB RAM仕様では完全にi7を積んだデスクトップと同等になった。もはやデスクトップをCoreに使う場合とControlに使う場合で使用感に差がない。
やはりCore i7にして正解だったな!
全体のCPU使用率は終始10%未満、メモリ使用率は多くて15%程度。
RoonでDSD256を二カ所同時に再生してもCPU使用率はあまり変わらない。
今後は基本的にこのソフトラインナップを保ちつつ、色々と磨き上げていく方向で。