リビングシステムのAVアンプをRX-V4AからRX-V6Aに入れ替え

Audio Renaissanceのレビュー環境/システムについて 「どのような環境で、どのようにレビューを行ったのか」ということは、オーディオのレビューにおいて極めて重要であり、それを示さない限り、レ...

 Audio Renaissanceのレビュー環境として、個人的な趣味の現場であるメインシステムとは別に構築しているリビングシステムは、

「これからオーディオを始める人」に対しても説得力を持ち得るように、「これならできそう」という現実的な機器構成・規模感・トータル金額を追求したシステム。

 というのがコンセプトで、それに沿って、エントリークラスのシステムを提案・紹介することを意図してヤマハのエントリーAVアンプ「RX-V4A」を導入していた。RX-V4Aなら、AVアンプゆえに接続性に富み、スピーカーと合わせて10万円の枠内でじゅうぶんにシステムを構築できる。

 
 ただ、RX-V4Aはある意味でエントリー過ぎて、搭載するアンプも5chなので発展性がない。サラウンドバックを追加することもできないし、Dolby Atmos/DTS:Xに対応せずイマーシブオーディオを体験できないし、フロントスピーカーをバイアンプしたうえでサラウンドを組むこともできないし、フロントプリアウトを使って2chのシステムと統合することもできない。

 無論、これらは「ホームシアターのエントリー」という視点からすれば高度かつ複雑な要素である。RX-V4Aは正しく「エントリークラスのAVアンプ」しているだけであって、上記の要素を備えておらずともなんら問題はない。

 それでも、「ホームシアターはいいぞ」と声を大にする者として、ホームシアターという世界に足を踏み入れる人に「もう一歩踏み出すとさらに世界が広がるぞ」と唆したい……もとい、紹介したい欲も当然ある。

 その点で、昨年にデスクトップシステムとコンセプト的に分離してリビングシステムを新規に構築する際、リファレンスとして導入するAVアンプをRX-V4Aにするか、上記の要素を備えるが少々値が張る(定価で約2万円の違い)RX-V6Aにするかは猛烈に悩んだ。

 結局、その時は「エントリークラスのシステムをしっかり紹介すること」を重視してRX-V4Aを導入したわけだが、取材で上位のRX-V6Aを実際に使う機会があり、RX-V4Aとの違いをあらためて実感することになった。

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 RX-V6Aなら、サラウンドバックを追加できるし、Dolby Atmos/DTS:Xに対応してイマーシブオーディオを体験できるし、フロントスピーカーをバイアンプしたうえでサラウンドを組めるし、フロントプリアウトを使って2chのシステムと統合できる。ついでに純粋な音質もかなり違う。

 やっぱり、初めてホームシアターという世界に足を踏み入れる人にも、「さらに一歩踏み出すとどうなるか」を伝えたい。実際にやるかどうかはさておいて、将来的にシステムをグレードアップする余地は選択肢として持っていてほしい。そして、リビングシステムはそうしたメッセージに実感を与える場であってほしい。
 

 というわけで、リビングシステムのAVアンプは一年足らずでRX-V4AからRX-V6Aに入れ替えとなった。これで2chから7.1ch/5.1.2chに到るまで、実践・紹介できる幅は大きく広がった。

 2chと4.0chの途方もなく大きな違いに比べるとさすがにアレだが、4.0chと6.0ch/4.0.2chの違いだってかなり大きい。その違いが、少なくとも将来的な可能性という形で手に入るなら、初めて導入するAVアンプを選ぶ際に、2万円程度の追加投資はぜひとも勧めたいところだ。
 
 

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