画質:15
音質:10
(評価の詳細についてはこの記事を参照)
映像:AVC
音声:DTS-HD Master Audio 5.1ch 48kHz/24bit
○画質
現時点における日本のアニメーションの到達点ともいえる映像を、全編にわたって焼け付くような、迸るような迫真の情報量で捉えている。ごくシビアに見ればわずかにバンディングも見受けられるが、もうそんなことはどうでもよくなるほどの豊潤なディテールと色彩に終始圧倒されてしまう。
作画にせよ背景美術にせよCGIにせよすべてが素晴らしいのだが、白眉はやはり「海」の描写。よくこんなもん作ったな、と思う。
○見どころ
海と空
○音質
決してやかましくならない範囲で、ひとつひとつの効果音が丹念に重ねられ、サラウンドの活用も万全。
特に海/水に関わる音は実に豊かで表情に富み、単純な音のでかさや刺激によらない存在感を示す。完璧に「音が立っている」状態。ダイアローグも透明感があってたいへんよろしい。
音楽は基本でしゃばることなく、シーンの盛り上げ/下支えに徹している。その方向性自体は間違いなく巧く機能しているのだが、こと終盤の「祭り」のシーンにおいては、その方向性を逸脱するくらいの爆発的な音楽の盛り上がりがほしかった。
トータルでは映像に負けない素晴らしい完成度が実現されている。
○聴きどころ
海/水にかかわる音
ソング
○総評
これを買わずして何を買うのだ。
○再生環境(詳細はコチラ)
・ソース
Panasonic DP-UB9000
・映像
LG OLED55B6P
・音響(センターレス6.1.4ch)
YAMAHA CX-A5200(AVプリ)
SOULNOTE A-2(フロント)
YAMAHA MX-A5200(フロント以外の全チャンネル)
Dynaudio Sapphire(フロント)
Dynaudio Audience122(サラウンド)
Dynaudio Audience52(サラウンドバック)
ECLIPSE TD307MK2A ×4(トップフロント・トップリア)
ECLIPSE TD316SWMK2(サブウーファー)