LUMIN P1 - ネットワークプレーヤー×DAC×プリアンプ+α

LUMIN P1

 LUMIN T2相当のネットワークプレーヤー×DAC×プリアンプ+α、それがLUMIN P1。

NETWORK PLAYBACK:
Up to DSD512
Up to 384 kHz, 16–32-bit, Stereo
MQA Full Decoding

DIGITAL INPUT:
USB:
USB Audio Class 2 Compatible
WINDOWS 10 (Release 1703 or above) / Mac OSX or above
DoP 128 support
PCM 44.1–384 kHz, 16–32-bit, Stereo
AES/OPTICAL/SPDIF:
PCM 44.1 kHz–192 kHz, 16–24-bit
DSD64 (DoP64, DSD over PCM)
HDMI X3:
PCM 2.0 Audio support
4K Video Passthrough

DIGITAL OUTPUT:
USB:
Native DSD512 support
PCM 44.1–384 kHz, 16–32-bit, Stereo
BNC SPDIF:
PCM 44.1 kHz–192 kHz, 16–24-bit
DSD64 (DoP64, DSD over PCM)
HDMI X1:(HDMI PASSTHROUGH AND ARC SUPPORT)
PCM 2.0 Audio support
4K Video Passthrough
ARC (Audio Return Channel) support

ANALOGUE INPUT:
RCA Unbalanced x1
XLR Balanced x1
Passthrough function for home cinema integration

ANALOG OUTPUT:
Dual ESS SABRE32 ES9028Pro DAC chips
Fully balanced layout with high-quality components
Output connectors coupled with dual LUNDAHL LL7401 output transformers
Femto Clock System with precision FPGA distribution

OPTICAL NETWORK:
Industry-standard SFP

1000Base-T Gigabit Ethernet
Adapter may be needed for your particular switch/cables
Use simultaneously with RJ45 (e.g. connect one to router and one to LUMIN L1 or NAS)

POWER SUPPLY:
Internal dual-toroidal
Separate digital & analogue circuitry
Low-noise linear regulator

PHYSICAL:
FINISH:
Black anodised aluminium
Raw aluminium
LUMIN (SOLID ALUMINIUM CHASSIS):
350mm (W), 380mm (D), 107mm (H), 12kg


 
 というわけで、これでもかと言わんばかりの全部乗せである。

 前述のとおりネットワークプレーヤーとしての機能、そして筐体の作りは基本的にT2相当だが、上位機のX1同様にSFPポートを搭載して光LANに対応した。

 X1はいちはやくSFPポートを搭載してネットワークプレーヤーにおける光LAN接続の威力を示したモデルであり、その後に登場したT2にSFPポートが搭載されなかったことは残念だったが、P1の登場で、LUMINのプレーヤーにおける光LAN接続はX1の特権ではなくなった。

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 また、T2の電源部がスイッチング電源だったのに対し、P1の電源部はデュアルトロイダルトランス仕様となった。LUMINのネットワークプレーヤーは上位モデルについては伝統的にトロイダルトランス搭載の外部電源仕様だったが、P1はそれを内蔵するという点で異なる。

 以上の点から、純粋にネットワークプレーヤーとして見ても、P1はT2の上位モデルといえる。

 実際、T2の上にあるしね。

 P1がUSBを含むデジタル入力を搭載し、単体DACとして使用可能になったことは、頑なに純粋なネットワークプレーヤーを貫いてきたLUMINからすると大きな変化といえる。しかもHDMI入力まで搭載しているあたり、近年のトレンドを抜かりなく抑えてきている。

 そしてプリアンプ機能。単に「アナログ出力でボリュームが利きます」というだけではなく、アナログバランス/アンバランス入力を搭載し、しかもホームシアターバイパスまで使用可能。AVシステムとの統合もばっちり可能である。

 ついでに標準でリモコンも使える。

 こういう「ネットワークプレーヤー×DAC(HDMI入力含む)×プリアンプ」というコンセプトで真っ先に思い付くのはLINNのDSMシリーズだが、SIMAUDIO 390もまさにそうだし、HDMI入力を搭載しない点を除けばESOTERIC N-05XDTEAC UD701Nも同様のコンセプトといえる。

 今も昔もオーディオで「究極」を目指すと、自ずと単機能を磨き上げる方向になり、システムはセパレートになっていく。これはこれで当然の流れなのだろう。私のシステムもいつの間にかたいへんなことになってるし……

 その一方で、ストリーミングを含めてコンテンツ/ソースが多様化した現代、システムを肥大化させずに多機能を実現する「パワーアンプの前までを全部こなせる」機器の需要があることもまた確かである。そしてその需要を、オーディオ的に高いレベルで満たそうと思えば、LUMIN P1のようなモデルも存在価値を持つ。

 私なんかは既にシステムを肥大化させてしまった後だが、もし本格的にオーディオ(の泥沼)に身を投じようと思った時、P1のような製品があれこれと充実していれば、もっと違ったシステム構成もあり得たのかもしれない。
 
 

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