Roon。
日本じゃまるで話題に上らないが、みんな興味ないのだろうか。
唯一、今年の独HIGH ENDでPS Audioとの絡みで言及されたくらいか。
「Roonを使ってしまうと何もかもが古臭く見える」なんて言われるほど、海外で絶賛レビューがいくつも出ているし、ずーっと気になっていたので実際に使ってみた。
Roonとは何か。
魔法ですってよ。
ソフトとして、錚々たる面々ともパートナーシップを結んでいる。ただ事ではない。
あらためて、Roonとは何か。
とりあえず、Roonは広義には音楽再生ソフトの範疇に含まれる。
ただし再生ソフトと言っても、純粋にファイル再生機能しか持たないものと、例えばMediaMonkeyやJRiver Media Centerのようにライブラリ統合型のものとに分かれる。
そしてRoonは、ライブラリ統合型の再生ソフトからさらに一歩進んだ、「総合音楽鑑賞ソフト/サービス」とでも言ったところか。
再生ではない。
鑑賞である。
その意味はいずれわかる。
Roonは音源の管理運用という点でも、ネットワークオーディオという点でも、非常に重大な意味を持っている。
MeridianのSooloosのように、似たようなシステムが存在しなかったわけではないが(※)、Roonは特定のメーカー・機器に限定されないソフトであり、より広い汎用性を実現している。
※そもそもSooloosは現Roon Labs代表のEnno Vandermeer氏が手がけたもの
今回はあくまで紹介として、次にあらためて導入・運用記事を上げるが、Roonの意図するものを端的に示す一文を紹介して締めとしたい。
With Context & Meaning
Music isn’t files and streams. It’s the work of passionate people who compose, collaborate, and perform live. Stop looking at lists and start experiencing a multi-dimensional world of music.